私たちの思い
日本の感染予防の現状
清掃をする時、皆さまは何を目的に行っていますか。
「埃が無くなるように。」「色が白くなるように。」など、見た目がきれいになることを目的に清掃をしていませんか。
日本では、見た目のきれいさが求められがちです。
しかし、本来の清掃の目的は、見た目ではなく感染症の原因となる菌を軽減することです。
感染症の原因となる菌を軽減することで、感染症にかかるリスクも軽減します。
感染症にかかると、健康を損なうだけでなく、命を落としてしまう場合もあります。
抵抗力の弱い高齢者や子どもはもちろんのこと、全ての人にとって、感染予防は必要なものなのです。
海外の正しい感染予防
福祉の先進国スウェーデンでは、清掃は専門職の仕事であり、清掃に対して非常に力を入れています。
また、アメリカの国立疾病予防センターが発行する「感染予防に関するガイドライン(米国CDCガイドライン)」は、正しい感染予防が記された、感染予防の世界的基準となっています。
その米国CDCガイドラインでは、
①「日常清掃に消毒剤は不要であること」
②「感染予防の一番の対策方法は手洗いであること」などが記載されています。
福祉施設も知らない「高齢者介護施設における感染対策マニュアル」
実は日本においても、米国CDCガイドラインを元にした「高齢者介護施設における感染対策マニュアル(厚生労働省)」が作られています。
しかし、マニュアルが存在するにも関わらず、その内容は、福祉施設にほとんど知られていません。
そのため、厚生労働省公表のマニュアルは守られず、施設内に持ち込んだ感染症の病原菌を広げたり、増やしたり、外へ持ち出してしまったりして、感染症にかかる人が増えてしまうのです。
なぜ、こんなことが起きているのか
現在、介護に関する公的資格の取得時には、感染予防について学ぶ機会がほぼありません。
厚生労働省公表のマニュアルの存在も伝えられません。
その結果、感染予防を意識した清掃が行われにくい現状なのです。
感染から命と健康を守りたい
「肺炎やインフルエンザを防ぐ方法は、予防接種のみではありません」
「インフルエンザは、学級閉鎖をしないと止められないものではありません」
「急性胃腸炎になったら、家族全員にうつってしまうのは当たり前ではありません」
私たちは、感染から命と健康を守るため、正しい感染予防を普及啓発してまいります。
法人概要
法人名
一般社団法人福祉感染予防サポート協会
連絡先
〒544-0001 大阪府大阪市生野区新今里4丁目6番5号
TEL:06-6755-5111 FAX:06-6755-5112
代表理事
宮本 英明
設立
平成29年9月13日
役員
代表理事 宮本 英明
理事 吉村 清市郎
監事 磯田 由里子
特別理事
榎田 啓
杉本 亜希子
平瀬 錬司
三木 ひとみ
賛助会員
行政書士法人ひとみ綜合法務事務所